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 ウクライナ・ドネツク州のエナキエヴェ(ロシア語読みではエナキエヴォ)は、早くも2014年以降のドンバス紛争で親露派側に占領された。同市の中核企業であるエナキエヴェ冶金工場は、2020年から操業を停止していた。ところが、こちらの記事によると、占領側のロシアは、この製鉄所での高炉生産を再開しようとしている。

 記事によると、プーチン大統領は7月15日、リモート形式で、ロシアの一連の鉄鋼関連事業所の開所式に立ち会った。これは7月21日がロシアで冶金産業の日に指定されていることにちなんだものである。そして、今回操業開始を遂げた一連の事業所の中に、自称「ドネツク人民共和国」に所在するエナキエヴェ冶金工場の第5高炉も含まれていた。

 プーチン大統領は、エナキエヴェの高炉生産により年間100万t以上の粗鋼生産が可能になり、同工場では4,500人もが働いており、2023年の両人民共和国における冶金生産は前年比30%伸びたなどと指摘した。


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