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 こちらの記事によると、今般決まったEUの第14次対ロシア制裁パッケージで、ロシア産のダイヤモンドに対する措置を明確化したということなので、以下要旨をまとめておく。

 EUは、第14次制裁パッケージの一環として、第12次制裁パッケージで合意されたロシア産ダイヤモンドの輸入禁止措置の詳細を明らかにした。特に、第三国で加工されたロシア産ダイヤモンドを使用した宝飾品の購入禁止を、延期することになった。EU理事会が、この措置を実施するためにG7内でとられた行動に照らして、禁止措置を発動することを決定するまで、無期限に延期される。

 この制裁措置は、EUまたは第三国(ロシアを除く)にある研磨済みダイヤモンド、あるいはロシア産ダイヤモンドの輸入禁止措置が発効する前に第三国でカットされた研磨済みダイヤモンドには適用されない。これはいわゆるグランドファーザー原則と呼ばれるものである。

 第14次パッケージの一環として、EUは早期登録期間を6ヶ月間(2025年3月1日まで)延長し、その後は、原石および研磨済みダイヤモンドの輸入追跡スキームが義務付けられる。また今回、見本市や修理のための一時的な宝飾品の輸出入も認められることになった。


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