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 以前、「北大で発見 幻の(?)ロシア貿易統計集を読んでわかること」というコラムを発表した。ウクライナ侵攻開始後、すっかり秘密主義と化したロシアが、通関統計集の刊行も止めたのかと思いきや、北大の図書館にシレっと入荷していたという話だった。

 そして、今般気付いたのは、以前からこの通関統計集を日本で翻訳出版してきたジャパン・プレス・フォトが、くだんの2022年版もこの春に無事出版したということだ。少々値は張るが、研究やビジネスに必要という向きは、普通にAmazonや楽天でも買えるので、お試しください。

 さて、問題は、ロシア税関がこのように紙の通関統計集を今後も出してくれるのかということなのだが、それについては再び怪しくなっている。というのも、北大の図書館には昨年8月に、2022年年報と、2023年第1四半期報までが入荷したのだが、それ以来、入荷がぱったりと途絶えてしまったからである。プーチン政権が税関に、「何やってんだ!」とお灸をすえたのではないかという気がしている。


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