先日もお伝えしたとおり、サンクトペテルブルグ国際経済フォーラムが、いよいよ本日開幕する。
フォーラムの華と言えば、投資契約の調印だ。毎回、合計でどれだけの成約があったかということが、事務局から発表される。こちらの記事によると、今年は過去最高レベルの6,000億ルーブルの成約が見込まれているということである。
しかし、ロシアのこの手のフォーラムに関しては、「契約や覚書を結んでも、ちゃんと履行してるのか疑惑」というものがある。イベントを盛大に見せるために、見切り発車的に調印に踏み切っても、そのあとちゃんと取引が実行に移されているのか、疑問を禁じえないのである。個人的に、かつて日露投資フォーラムの日本側事務局を務める貿易促進団体に勤務していたので、身に覚えがある(笑)。
それに関し、こちらで興味深い情報が伝えられた。これは、フォーラムで結ばれた契約全体ではなく、レニングラード州がかかわる投資プロジェクトの話ではあるが、A.ドロズデンコ・レニングラード州知事によると、過去5年間でレニングラード州がペテルブルグ・フォーラムで結んだ契約のうち、87.5%が実行されているということである。
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