ちょっと用事があって、世銀のデータベースを眺めていたら、ドキっとした。ウクライナの総人口が、わずか3,800万人とされていたのである。ウクライナは独立後、一貫して人口を減少させていたわけだが、さすがに4,000万人の大台を割り込んだ数字を見るのは初めてだった。
当然、それをもたらしたのは、戦争に他ならない。上図に見るとおり、2022年にガクっと減っている。一番大きい要因は、現状で600万人以上の国民が外国に避難していることだろう。なので、戦争が終わり避難民が帰国すれば、ウクライナの人口もある程度回復することは期待できる。
旧ソ連で、最大国のロシア以外で、人口の多い国と言えば、ウクライナとウズベキスタンだった。ウクライナとは対照的に、ウズベキスタンでは人口増加が続いている。ウクライナの戦争、避難生活、領土の行方はまだ見通せないものの、場合によっては、ウクライナとウズベキスタンの総人口が逆転するような日が遠からず訪れるかもしれない。
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