こちらのサイトに、プーチン政権がやると言っているモスクワ~サンクトペテルブルグ高速鉄道に関する図解資料が出た。それが下図であり、これを掲載するだけでお茶を濁そうと思っていたのだけど、ふと、このデータを使って日本の新幹線と比べてみたくなった。
ロシアの高速鉄道整備計画の中で、パイロットプロジェクトとして優先的に建設されることになっているのが、モスクワ~サンクトペテルブルグ路線である。その営業キロ数は、679kmとされている。とすると、東京~岡山の733kmと、だいたい感覚的に近いのではないか。そう考え、東京~岡山間ののぞみを、モスクワ~サンクトペテルブルグ高速鉄道のパラメーターと比較したのが、上表である。東京~岡山の運行間隔や所要時間は「だいたいこんなもんか」というものなので、細かいツッコミはご容赦いただきたい。
良く分からないのは、ロシアはこの路線に16の駅を作ると言っているのだが、すべての列車が各駅に停まるのか、それとも日本ののぞみ・ひかり・こだまのような区分を設けるのかといういことである。もし仮に、全列車が16駅すべてに停車し、それでいて東京~岡山間よりずっと速い2時間15分での到着を達成するとしたら、かなり驚異的なことである。それというのも、最高時速が400kmと計画されているからであろう。まあ、今のところ、絵に描いた餅に過ぎないが。
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