しばらく前に、こちらなどで、ロシアにおける高速鉄道建設の動きについてお伝えした。ロシアでは高速鉄道はこれまでずっと掛け声倒れに終わっていただけに、今回もどうなのかとやや疑いの目で見ていたわけだが、その後の動きを見ると、どうもプーチンは本気らしい。少なくとも、パイロットプロジェクトとなるモスクワ~サンクトペテルブルグ路線に関しては、現任期中に是が非でも実現する決意なのだろう。
こちらに見るとおり、プーチン大統領は4月5日、ペテルブルグ路線の建設に向けた一連の指示を、M.ミシュスチン首相に発した。
中でも注目される措置として、建設プロジェクトに向け、2025年に3,000億ルーブル以上を国民福祉基金から拠出するよう命じた。これは供与ではなく貸し付けであり、年利1%の融資とされている。
また、ロシア鉄道、ズベルバンク、沿線諸地域に対し、今年6月末までに、サンクトペテルブルグ路線の運賃を決定するよう命じている。
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