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 先日来、当ブログではロシアの高速鉄道計画について何度か取り上げてきたけれど、こちらが車両生産の方針につき伝えている。D.マントゥロフ副首相(産業・商業相を兼務)が延べたところによると、シナラ・グループがメインの製造業者になるということである。より具体的には、上掲の写真に見るウラル機関車工場が生産現場になるらしい。同工場はエカテリンブルグ市の北の郊外に当たるヴェルフニャヤプィシマ市に所在し、シナラと独シーメンスが対等出資で設立した合弁だった。

 記事によると、マントゥロフ副首相は、高速鉄道車両のメインの製造企業となるのは、シナラ・グループが最もふさわしいと述べた。また、やはりこの業界の大手であるトランスマシホールディング社も、コンポーネントやシステムを供給する形で事業に参加する。プロジェクトへの投資額は350億ルーブルになり、シナラは資金の80%をクラスター投資プラットフォームの優遇メカニズムを利用して調達したい意向である。高速鉄道車両生産のため、ウラル機関車工場に2棟の建屋(総面積6万平米)が建設される。100以上のロシアのサプライヤーが納入を行う。

 記事は以上のように伝えているが、ロシアに高速鉄道の技術をもたらしていた独シーメンスは、2022年5月にロシアからの撤退を決めており、今後のロシアの高速鉄道車両の生産に暗雲が垂れ込めていることは、こちらの記事なども伝えていた。ロシアがシーメンス抜きで独力でできるのかというのが焦点となろう。


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