こちらに見るとおり(日本からは閲覧不能)、1月24日にロシア農業省で幹部会合が開催され、D.パトルシェフ大臣が2023年のロシア農業・漁業の成果を語ったということなので、抄訳しておく。
2023年には、農業・漁業のすべての部門が上々の結果を示したと。穀物の収穫量は速報値で約1億4,300万tで、「新領土」を加えれば約1億4,700万tになると予想される。畜産業者は牛乳生産量を50万t、食肉生産量を30万t増加させた。漁業者は過去30年間で最大の漁獲量である530万tを達成した。特にロシアはサケの生産で世界第1位となり、その量は60万tを超えた。
こうした生産の成果により、ロシアは農産物の純輸出国としての地位を維持することができた。2023年の外国市場への供給による収入は初めて450億ドルを超え、データを精査すればこの数字はさらに高くなるだろう。
2024年収穫予定の冬作物の栽培面積は2,000万haで、前年より100万ha多い。冬に入る前、96%の作物は良好で満足のいく状態であり、これは前年と同じレベルである。現在の主要課題のひとつは、播種期の質的準備である。各地域はあらゆる資材や物資を完全に準備する必要がある。1月、農業者はすでに約20万tの肥料を購入しているが、これは前年の水準に匹敵する。さらに、機械、農薬、燃料、種子の準備も続いている。
国内の農業者は必要な穀物種子をすでに90%供給されている。各地域は、他の作物(ヒマワリ、トウモロコシ、テンサイ、野菜)の種子の準備を管理する必要がある。地方で播種計画を立てる際には、国産の種の使用に重点を置くべきである。
食品市場の価格状況と、国家支援金の交付に関しては、特に「統一」補助金制度の枠内で少なくとも限度額の50%が4月1日までに農民に送られるべきである。
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