こちらに見るとおり、8月のロシアのインフレ率(消費者物価)が発表されたので、恒例によりグラフを更新してお目にかける。
8月の消費者物価は、前月比0.28%増、前年末比3.70%増、前年同月比5.15%増であった。夏はロシアではデフレの季節であり、8月の0.28%増という数字は、それを考えると若干高めと言えそうである。
8月の物価で目立ったのは、食料品が前月比0.06%減、サービスが同0.32%減と下落した一方で、非食料商品が1.14%増と突出して上昇したことである。非食料商品は輸入依存度が高く、昨今のルーブル安の影響を受けたと見られる。また、国産で賄えるはずのガソリンが、別の理由で値上がりしていることも響いている。
中期的な傾向を跡付けるため、開戦前の2021年12月からのトレンドを見たのが、下図となる。
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