昨日まで、気の張る仕事が続き、ようやくそれらが一段落したところである。昨日出勤した分、本日は代休ということで、ブログは手抜きバージョンとさせていただく。

 さて、先日、上海協力機構のサミットがオンラインで開かれた。TASSのこちらのページに、同機構に関する図解資料が出たので、安直ながらそれをシェアさせていただく。

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 設立文書に明記されているかどうかは未確認だが、上海協力機構は元々は、中国とロシア、そしてその狭間に位置する中央アジア諸国を地理的範囲としており、その後広がりを見せているとはいえ、基本的にアジアを対象領域とする枠組みとして続いてきた。

 ただ、地理的要因もさることながら、強権的な国の集まりという側面も否定できず(インドは世界最大の民主主義国を自任するが)、そこで、地理的には欧州国ながら、欧米から相手にしてもらえないベラルーシも、同機構に関心を寄せ、2015年にはオブザーバーの資格を獲得した。そして、2022年にベラルーシは正式加盟を申請しており、反対する国もないことから、近く承認される見通しである。先日のサミットの際も、プーチンがベラルーシの正式加盟を改めて後押しするリップサービスをしている。

 なお、上掲地図に見るように、ベラルーシの他にはアフガニスタンとモンゴルがオブザーバー国となっているわけだが、この2国に関しては正式加盟を目指す動きがあるとは、個人的に認識していない。

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 上掲は、ロシア語のままで恐縮ながら、様々な指標において上海協力機構諸国が世界の中でどれだけのシェアを占めているかを示したものである。

 今般、中国・杭州で9月に開幕する第19回アジア競技大会に、ロシアとベラルーシの選手最大500人が中立の立場で参加することが認められたということが報じられた。このままベラルーシはどんどんアジア国と化していくのだろうか。


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