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 ロシアの財政で厳しい状態が続いていることについては、先日当ブログでお伝えした。2023年の連邦予算は2兆9,253億ルーブルの赤字で編成されているが、すでに1~5月の時点で赤字は3兆4,110億ルーブルに達し、予定額を超えてしまっていた。

 これに関連し、こちらの記事が、A.シルアノフ蔵相が赤字を埋めるための市場からの調達予定について語ったことを伝えているので、中身を整理しておく。

 記事によると、サンクトペテルブルグ国際経済フォーラムにおいてシルアノフ蔵相は記者団に対し以下のように述べた。2023年、財務省は市場で3.5兆ルーブルを調達する必要がある。その資金は、歳出と、以前に借り入れられた長期債務の償還に充てられる。主に銀行、金融機関から調達することになる。本来であれば銀行の資金は産業や市民への融資に充てられるべきものであり、それを調達することに責任を感じる。国が財政で多く持って行くほど、銀行の資金裁量の余地は小さくなるので。また、国が多く調達するほど、投資する側は保険をかけたがるものであり、金利は高まる。ゆえに財務省では期間10年以上、年利10.5~10.6%の固定金利で借り入れる。財政均衡が長期的に達成されれば、国債のリスク低下に繋がる。シルアノフ蔵相は以上のように述べた。


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