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 ウクライナ穀物協会のフェイスブックページに掲載された上掲画像を、興味深いと感じた。2022年7月から12月までのウクライナの穀物・植物油輸出量である。穀物年度は7月始まり/6月終わりなので、2022/23年度の上期の状況を示していることになる。

 図では、青が国連・トルコの仲介により実現した「穀物回廊」を通じた輸出で、緑がそれ以外のルートでの輸出を示している。それ以外とは、具体的には、陸路で欧州近隣国に運ぶパターンと、河川港で積み出しドナウ川を下って黒海に出るパターンであろう。

 ご覧のとおり、8月以降、穀物回廊と、それ以外が、ほぼ半々といった感じで推移している。穀物回廊ばかりが注目されていたが、それ以外のルート活用も続いていたか。これは個人的に少々意外だった。


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