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 ロシアは、例のウクライナの穀物輸出に関するイスタンブール合意を認める見返りとして、ロシアの穀物および肥料輸出に国連および欧米がお墨付きを与えることを求めていた。なので、肥料に関しては積極的に輸出促進する立場なのかと思いきや、こちらの記事によると、現時点で肥料輸出に数量割当を課しており、それをさらに延長する動きを見せているということである。知らなかったのでメモしておく。

 記事によると、輸出割当は、ユーラシア経済連合の域外の外国への輸出に適用されている(アブハジア、南オセチア、すでに併合宣言したドネツクおよびルガンスク人民共和国は例外扱い)。窒素肥料が700万t、複合肥料が490万tというのが上限となっている。当初の割当は、いったん2022年末まで延長されたが、それをさらに2023年5月まで延長することを、産業・商業省が今般提案した。


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