イスタンブール合意が成立して、ウクライナの穀物輸出が再開されてから、2ヵ月ほどが経った。こちらの記事がその進捗状況について伝えているので、図解資料とともに、その要点を見ておくことにする。なお、元データを発表したのはウクライナ・インフラ省だが、残念ながら試みた限りではサイトがアクセス不能となっている。
記事によると、8月に170万tが、9月に380万tが積み出され、これまでに計550万tの農産物(注:穀物およびひまわりの種がほとんどと思われる)の積出に成功した。
3つの港が活用されており、計241隻を港から送り出した。内訳は、チョルノモルシク(旧イリリウシク)港が111隻で210万t、オデーサ港が74隻で150万t、ピウデンヌィ(旧ユジネ)港が56隻で190万tとなっている。すでに235隻は目的港に着き荷卸しに着手している。
241隻の目的地別内訳は、113隻がアジア、95隻が欧州、33隻がアフリカ(うち17隻がエジプト)となっている。
とうもろこしの58%は欧州に向かい、小麦の70%はアフリカ、アジアに向かった。
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