穀物のマーケットでは、各年の7月始まり、翌年の6月終わりの穀物年度というものを使う。したがって、現在は、2021/22年度のマーケットが終わったばかりということになる。その2021/22年度のウクライナ穀物輸出実績がこちらのサイトに出ているので、過去の数字と合わせて、グラフにまとめてお目にかける。
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ナショナル ジオグラフィック/ゾラン・ニコリッチ 日経ナショナルジオグラフィック社 2022年06月
これによると、2021/22年度のウクライナの穀物輸出総量は4,851万tで、前年度比8.5%増だった。2021年のウクライナは史上最高の豊作に沸き、それを受けた2021/22年度の輸出も本来であれば過去最高の数字をたたき出すはずであった。それが、ロシアの侵略により港に2,000万tあまりの穀物が積み出せないまま滞貨する事態となり、平凡な輸出実績で終わってしまったというわけである。
2021/22年度の種類別の輸出は、とうもろこしが2,354万t(2.0%増)、小麦が1,874万t(12.6%増)、大麦が575万t(36.0%増)などとなっている。
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