現在ロシアは、ウクライナ南部のザポリージャ州のうち、その南部一帯を占領した格好になっている。ドンバスの2地域やヘルソン州と違い、ロシアが仮にザポリージャ州を占領し続けるにしても、同地域をどのように扱おうとしているのかは、今までどうも不明確だった。
本件に関し、こちらの記事に見るとおり、(ロシア側が言うところの)ザポロジエ州軍民行政府の幹部が展望を述べたということなので、その要旨をまとめておく。最後にとんでもないことが書いてあった(当然予想されたこととはいえ)。以下、ロシア側の発言なので、ロシア語読みのザポロジエと表記させていただく。
ザポロジエ州軍民行政府のV.ロゴフ評議員によれば、州のロシア編入を問う住民投票は、今年中に実施される。すでにその決定を下した。準備には数ヵ月かかる。設問の文言はもうすぐ発表する。住民の大多数は大国ロシアの一部になることを望んでいる。住民投票を早くやるほど、州の営みが早く開始できる。州発展の唯一の道は、ロシア連邦への加入であり、ザポロジエ人民共和国や何らかのグレーなゾーンを形成するのではなく、通常の地域としてロシアに加入することだ。ロシアへの加入プロセスは、州都(ザポロジエ市)に対する支配を確立したのちに、開始される。ロゴフは以上のように述べた。
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ナショナル ジオグラフィック/ゾラン・ニコリッチ 日経ナショナルジオグラフィック社 2022年06月