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 ロシアが天然ガスの輸出先を欧州から中国にシフトするためには、追加的なインフラ整備が必要である。現在のところ、パイプライン「シベリアの力」を通じた中国向けのガス輸出はサハ共和国のチャヤンダ・ガス田のみから行われているが、それだけでは資源基盤が充分ではない。イルクーツク州のコヴィクタ・ガス田を開発するとともに、チャヤンダとコヴィクタをパイプラインで結ぶ必要がある(上掲地図参照)。

 それで、こちらの記事によると、ガスプロム社によるそのチャヤンダ~コヴィクタ区間のパイプライン建設は、93%が完了したということである。A.ミレル社長がI.コブゼフ・イルクーツク州知事との面談の際に明らかにした。コヴィクタからのガスの供給は、2022年末頃の開始が見込まれている。


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