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 最近、ロシア出身のオリガルヒ数人が不審な死を遂げる事件が相次いでいる。それに関し、こちらが伝えるように、有名な反ロシア派のエコノミストであるアンダース・アスルンド氏が、The New York Postのインタビューで見解を述べたということなので、その発言を紹介する。

 アスルンド氏いわく、自分がロシアの情報源から聞いたところによると、2021年末と、2022年3月初頭に、ロシア連邦保安局(FSB)は2つのリストを作成した。そこには、ロシアのエネルギー部門のトップマネージャーたちの名前が記されていた。FSBは、これらの人物がロシアの軍事侵攻計画の機密情報、ウクライナにおけるロシア連邦軍参謀本部情報総局の秘密工作の資金に関するデータを、ウクライナ側に伝えたとの疑いを抱いたのだ。そこで、すべてを抹殺する指令が下された。ロシアは秘密工作の多くをガスプロム社、ガスプロムバンクを通じて行っている。というのも、ガスセクターはロシアで最も腐敗した部門だからであり、ゆえに、そこで働く幹部たちは秘密資金をすべて知っていた。スターリンの時代から、都合の悪い人物の暗殺は、ロシアの特務機関のお家芸だった。アスルンド氏は以上のように述べたということである。


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