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 私は、ウクライナの港湾はロシアに占領されたり封鎖されたりしてすべて活動停止に追い込まれていると思っていたのだが、厳密に言うと、生き残っている港が3つあるらしい。4月21日付と少々古いが、こちらの記事が伝えている。

 稼働を続けているのは、オデーサ州の一番西端にあるレニ港、イズマイル港、ウスチドゥナイスク港の3箇所(上掲地図で左に並んでいる3つ)。一応、ウクライナの分類では海港という扱いになっているが、レニ、イズマイルなどはやや内陸に位置し、ドナウ川の河川港と言った方が実態に近そうだ。

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 問題は、上図に見るとおり、まだ封鎖を免れているレニ、イズマイル、ウスチドゥナイスクの3港は、ごく小規模であり、ウクライナ全体の輸送量から見れば、微々たるものという点だ。また、一応、鉄道路線はレニまで伸びているものの、本格的な貨物輸送能力があるかは疑問である。

 上掲記事によれば、ウクライナは現状、港からの穀物等の積出ができないことにより、1日当たり1.7億ドルの輸出収入を失っているという。


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