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 昨日、ウクライナのブランド別乗用車販売台数の表をお目にかけた。ついでに、こちらに出ていたベラルーシの販売動向のデータも取り上げることにする。ベラルーシもウクライナと同じように欧州からの輸入中古車が幅を利かせる市場なのだが、今回はあくまでも新車の販売動向。

 今回の資料によると、2021年のベラルーシでの乗用車(新車)販売は4万6,837台で、前年比11%減少した。政治危機と経済低迷が影響した形だろう。

 ブランド別の動向は上図のとおりで、トップのロシア・ラーダ車だけが13%増と伸びを見せ、その他の主要ブランドは軒並み落ち込む形である。ちなみに、この資料に明記されているわけではないが、ラーダ車がロシア製なのは当然として、フォルクスワーゲン、ルノー、キアといった他の外国ブランド車も、おそらく大半がロシア工場の製品だろう。

 問題は、ルカシェンコによる国民車構想の産物であるGeelyが、2021年に19%も国内販売を減らし、7,442台に留まったことだろう。ただ、2021年にロシア市場でGeelyが2万4,587台売れており(前年比58.9%増)、そのうちどれだけがベラルーシ製かを検証してみる必要がある。


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