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 「中欧班列」とは、中国と欧州の間を、カザフスタン・ロシア・ベラルーシ領等を経由して、コンテナ貨物列車で結ぶプロジェクトである。実は習近平が一帯一路政策を発表する前から始まっていたのだが、輸送量の順調な拡大ゆえ、一帯一路の代表的な成功例とされることが多い。

 さて、まだ概数に過ぎないが、こちらに見るように、2021年の中欧班列の輸送実績が出た。それによると、

 中国国家鉄路集団有限公司(以下、「国鉄集団」)によると、2021年における国際定期貨物列車「中欧班列」の運行数が前年比22%増の1万5000本、コンテナ(TEU)取扱数量が同比29%増の146万TEUに達し、世界の産業チェーンとサプライチェーンがスムーズに流れるよう保障し、新発展の構造構築に多大な貢献を行った。人民日報が報じた。

 ということである。そこで、いつも作っているグラフを上掲のように更新してみた。

 2021年にはスエズ運河で座礁事故が起きたり、海上運賃が高騰したりして大変だったのだが、その割には中欧班列の輸送はそれほど劇的に伸びたわけでもなかったかな。


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