年末に「ロシアの消費者物価を商品別に見ると」というエントリーをお届けしたが、その時は2021年11月の前年12月比という中途半端なデータだった。今般、ロシア統計局から、2021年12月および通年の消費者物価の統計が出たので、前回のグラフを更新しお目にかける。

　結局、2021年通年のインフレ率（消費者物価上昇率、12月の前年同月比）は、8.4％ということになった。特に食料品の価格上昇が10.6％と目立ち、グラフに見るように、一連の基礎食品が値上がりしている。ただ、庶民の生活実感としてはもっと激しく上昇している感覚があるのは、以前も指摘したとおり。