ロシアの経済政策論において、2014年以降のウクライナ危機を背景に、一時期、輸入代替論が一世を風靡したことがあった。ただ、目立った成果が挙がらなかったため、その議論は下火になった感があった。
そうした中、『エクスペルト』誌の最新2022年1月17-23日号(No.3)に、ロシア経済の成長加速のために鍵となるのは輸入代替であるとするレポートが掲載された。どうも、ロシアという国は地政学的危機に直面すると輸入代替に走る傾向があるのだろうか?
それはともかく、その記事の中で、上掲のとおり、2018年現在で各分野がどれだけ輸入に依存しているかという図が出たので、それを拝見してみる。図中の項目は上から以下のとおりとなっている。残念ながらデータラベルは付けられていない。
- 繊維・皮革・衣類
- コンピュータ・電子機器・光学機器
- 医薬品・同原料
- 電気設備
- 家具
- 自動車
- ゴム・プラスチック製品
- 化学物質・製品
- 紙・同製品
- コンピュータソフト・同開発サービス
- 出版サービス
- 食品・飲料・タバコ
- 農産物
- 基礎金属
- 木材・同製品
- 鉱業製品
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