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 ロシアの現プーチン政権は、非原料・非エネルギー商品の輸出拡大という目標を掲げており、その目的で「ロシア輸出センター」という国策企業も設けて、様々な輸出促進措置を講じている。なので、私は本件を研究テーマの一つとしてフォローしている。

 こちらの記事によると、今年に入ってからも非原料・非エネ輸出は順調に伸びており、上半期の同輸出額は前年同期比30%増の820億ドルに達したということである。

 現実には、ロシアの非原料・非エネ輸出増は、国際市況・相場が高騰しているだけの場合が多い。本当にロシアで新しい輸出産業が育っているのか、政府の輸出支援策が奏功しているのかについては、慎重に見る必要がある。

 とはいえ、この記事の中では、そうした政策的取り組みの成果という側面が強調されている。実例として、公的支援を受けてのウズベキスタン・タシケント冶金工場への設備供給の実績などが紹介されている。


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