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 ロシア『エクスペルト』誌の最新5月31日~6月6日号(No.23)に、ロシアの航空旅客政策に関する記事が出ていた。国土が広大なロシアでは、航空旅客輸送の発展が、政府の政策にかかっている度合いが大きく、この記事では運賃補助金の是非などが論じられている。

 その中で、上掲のとおり、ロシアの空港地図が出ていたので、ここで拝見することにする。各空港の上部が国際線の旅客数、下部が国内線の旅客数を示している(2019年の数字)。クリックまたはタップで拡大してご覧ください。

 それにしても、改めてこうやって見ると、ロシアでは都市名と空港名が一緒でないことが多く、覚えるのが大変である。「コリツォヴォ空港」と聞いてエカテリンブルグの空港であるとすぐに分かるのは、ロシア上級者だろう。空港はだいたい市の郊外にあり、その建設地の村の名が空港名になることが多いと思うのだが、部外者には分かりにくい(その意味では日本の成田、羽田も似たようなものか)。

 そう言えば、以前「ロシアの空港改名騒動 サンクトペテルブルグ空港が名無しの権兵衛に」というコラムを書き、2019年5月にロシアの44の空港にそれぞれの土地にゆかりのある偉人の名前が付けられたという話題を紹介した。たとえば、くだんのエカテリンブルグのコリツォヴォ空港であれば「デミドフ空港」となったわけだが、新名称はちゃんと定着しているのだろうか?

 なお、エクスペルト誌の記事にはロシアの航空の国際線(青)、国内線(赤)の乗客数の推移を示した下に見るようなグラフが掲載されているが、言うまでもなく2020年は激減だった。

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