中国と欧州の間を、カザフスタン・ロシア・ベラルーシ領等を経由して、コンテナ貨物列車で結ぶ「中欧班列」というプロジェクト。必ずしも私の研究国のロシア・ベラルーシが「主役」というわけではないのだが、恩恵も小さくないので、個人的に注視している。詳しくは、私の書いた「一帯一路の沿線国としてのロシア・ユーラシア諸国の経済的利害」という論文を参照していただきたい。
それで、中欧班列の2020年の活動実績がこちらのサイトなどで発表されたので、上掲のグラフを更新してみた。トータルの数量で見る限り、中欧班列の快進撃は続いており、2020年には前年比で、列車数が51%、コンテナ数が57%も増えたということである(見づらかったらクリック・タップで拡大を)。コロナ禍で、海運をはじめとする他の輸送手段に影響が及ぶ中、鉄道コンテナ輸送にはかえって追い風であったようだ。
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