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 こちらのサイトに見るように、ロシア輸出センターはこのほど、2020年のロシアによる「非原料・非エネルギー商品」の輸出実績を発表した。非原料・非エネルギー輸出の拡大はプーチン政権が掲げている経済的目標の一つだが、状況変化を受け2020年に目標設定が修正された経緯がある。

 ロシア輸出センターによると、非原料・非エネルギー輸出は、2018年1,543億ドル、2019年1,551億ドルと推移していたが、2020年は1,613億ドルとなり、過去最高を更新した。

 2020年の非原料・非エネルギー輸出の内訳は上図のとおりで、金属が20.8%、機械が17.7%、食品が17.3%、貴金属が17.0%、化学品が16.0%などとなっている。食品では、小麦、ひまわり油の輸出が急増した。化学品ではポリエチレンの伸びが目覚ましかった。また、コロナ禍を受け、医薬品、紙・プラスチック容器および包装、保護材、医療製品なども伸びを見せた。

 2020年の非原料・非エネルギー輸出の相手国は、中国164億ドル、カザフスタン123億ドル、ベラルーシ94億ドル、トルコ81億ドル、オランダ62億ドルなどと続いている。


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