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 今般、世銀が恒例の『世界経済見通し』の2021年1月版を発表したので、主要国と、私の所属団体の事業対象国に絞り、上の表のように整理してみた。

 コロナ禍に揺れた2020年ゆえ、同年には世界の大半の国がマイナス成長を余儀なくされ、世界全体ではマイナス4.3%となっている。ただ、前回2020年6月の予測と比べると、0.9%ポイントの上方修正となっている。

 ロシアも、2020年のGDPは、前回の予測から2.0%ポイント上方修正され、現時点でマイナス4.0%と推計されている。世界全体よりも少しだけマシな数字だ。ただし、ロシアの場合に問題となるのは、短期的というよりも長期的な成長力であり、プーチンが掲げた目標に反して、2021年以降は再び世界全体よりも低い成長率に甘んじる見通しである。まあ、それよりもさらに低成長の日本人に言われたくはないかもしれないが。


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