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 こちらの記事がなかなか興味深かった。旧ソ連各国の国民が、ロシアという国とどう向き合っているかを、国ごとに寸評したものである。旧ソ連の所得水準の低い国から、ロシアに大量の出稼ぎが流れていることなどは良く知られており、人数や送金額といった数字が取り沙汰されることは多いが、このテキストはそこに潜む国別のニュアンスみたいなものを描き出していて、参考になる。

 たとえば、ウズベキスタン国民とロシアの関係については、以下のように述べられている。

 ウズベク人はロシアで主に低賃金労働に従事している。これは単に、ウズベキスタン国内の情勢が芳しくなく、ロシアでのどんな仕事でも我慢しなければならないということではない。ウズベク人がロシアで月に1万~2万ルーブルを稼げば、ウズベキスタン国内ではロシアでよりもずっと多くのものを買えるのである。ウズベキスタンでは、物価、気候、生活費と、何もかもが異なる。こうした低賃金労働者の場合には、家族はウズベキスタンに残り、ロシアから家族に送金をして、稼いだ後はウズベキスタンに戻り、悪くない生活を送ることができる。一方、ロシアで運良く高賃金の仕事を見付けられたウズベク人は、家族とともにロシアに定住する。


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