ベラルーシ国営のベルタ通信では、大統領選の前後から、ルカシェンコ体制の経済発展の成果を誇示するような図解資料をやたらと発信している。こちらもその一つであり、ベラルーシの食料安全保障が非常に高まっているというようなことを強調する資料である。しかし、全体的にソ連時代を彷彿とさせるような指標であり、またCIS諸国と比較するというところがいかにも作為的という気がする。

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 上に見るのは、ベラルーシがじゃがいも、食肉、牛乳の国民1人当たり生産量ではCIS諸国の中で1位であり、野菜では4位、穀物では5位ということを伝えている。

 下に見るのは、主要食品の消費量が、2010年と2019年でどう変化したかを見たものである。

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 最後は、ベラルーシで小売されている主要食品に占める国産品の比率を示した図である。左上から、卵、バター、食肉・肉製品、にんじん、下段の左からチーズ、砂糖、じゃがいもとなっている。多くの食品で、ほぼ完全自給となっているが、たとえばチーズなどは種類によっては輸入品もあるということだろう。言うまでもなく、ベラルーシは畜産品などは国内消費をはるかに上回る量を生産していて、それを主にロシアに輸出している。ただ、たとえば穀物、トマトなどの野菜、果物などは、ベラルーシは輸入で賄っている部分も大きいはずだが、ここではそれらは取り上げられていない。

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