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 ベラルーシ騒ぎで、個人的には全然気付かなかったが、ロシア(旧ソ連)の原子力産業は先日の8月20日に、誕生から75周年を迎えたということだ。記念日好きのロシアらしく、上掲のようなロゴまで作られていた。こちらこちらで情報が伝えられている。

 ロシア(旧ソ連)の原子力研究の歴史は、こちらでまとめられているとおり、実はロシア革命直後の1918年に始まっていたということである。しかし、正式にロシア原子力産業誕生の日とされているのは、1945年8月20日である。この日に、ソ連国防委員会付属の「特別委員会」なるものが設置されたということだ。つまり、米国による日本への原爆投下で危機感を覚え、米国との核の均衡を達成すべく、にわかに開発に本腰を入れたということなのだろう。今般の75周年は、どちらかというと表向きは原子力の平和利用の観点で祝われているが、ルーツはやはり軍事利用だったわけだ。


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