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 昨日9日夜に投票が締め切られたベラルーシ大統領選挙。公式発表によれば、開票途中の段階で、現職のルカシェンコが8割近い得票率で、対抗馬のチハノフスカヤは10%にも満たないと伝えられる。中央選管のサイトに繋がらないので、正確なところは確認できないのだが、そもそも体制側が捏造した数字を「正確に確認」しても意味はないので、まあだいだいそういう数字が発表されていると理解しておけば充分だろう。

 今回の大統領選、諸事情により丹念にフォローする余裕がなく、昨日午後あたりから重い腰を上げて情報を収集しようと思ったのだが、そのタイミングで反体制系のメディアのサイトが軒並みダウンし始めた。現地の情勢が緊迫している割には、気ばかり焦って、具体的な作業が手につかない。

 一昔前は、ネットでベラルーシの政治・経済情報を発信する人間は日本には私くらいしかいなかったので、体制側と反体制側の衝突についてもレポートしたりしたものである。しかし、今は、個人的に時間がないということもあるが、現地を含め色んな方がSNSで情報を発信しているので、個人的にはリアルタイムのレポートのようなことはやめておく。

 ちなみに、明日火曜日が毎週連載を担当しているGLOBE+コラムの配信日であるが、明日のテーマはベラルーシではないので、悪しからず。このコラムの締め切りはどんなに粘っても月曜日の昼頃であり、日曜日の選挙結果とその余波を月曜昼までにまとめるというのは無理であり、しかも翌日には情勢がさらに動いている恐れが強いので、今回は最初から諦め、まったく別のテーマを用意していた。というか、先週配信した「『主婦』が『欧州最後の独裁者』を追い詰める ベラルーシ大統領選の行方」は、我ながら良く出来ていたと思うので、改めて参照していただければと思う次第。

 ところで、私がホームページをはじめ色んなメディアで使っている公式ロゴがある。それが下に見るようなものであり、拙いものだが自分でデザインした。私のHPやブログは「ロシア・ウクライナ・ベラルーシ」という3国を掲げているので(それ以外の国も多少扱ってはいるが)、その3国の頭文字のローマ字に国旗の色をあしらったものである。ただし、右のベラルーシの部分が、現在のベラルーシの公式国旗の色である赤・緑ではなく、白・赤・白になっていることにお気づきであろう。これは、現在の赤・緑国旗ではなく、1995年にルカシェンコが廃止するまで独立ベラルーシの国旗だった旗の配色を採用しているからである。

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 白・赤・白の国旗は、第一次大戦後に独立を宣言しながらはかなくも消え去った「ベラルーシ人民共和国」の国旗を踏襲したものであり、ルカシェンコ政権成立後も、民族派・民主派はそれをシンボルとして掲げ続けてきた(冒頭写真参照)。それが、今回の選挙における反ルカシェンコ運動で、再び前面に出てきたものである。チハノフスカヤの集会の様子などを見ると、掲げられている旗は9割くらいは白・赤・白であり、赤・緑はいないわけではないもののごく少数派だった。

 私自身は、民族・国家の形成に関して、どちらかというと「構成主義」的な立場をとっており、別に赤・緑であろうとその旗の下でベラルーシという国が育っていけばそれでいいわけだから、「絶対に白・赤・白でなければいけない」と思っているわけではない。しかし、お世話になったベラルーシの皆さんの気持ちに思いを馳せると、赤・緑で自分のロゴをデザインするのは忍びなく、また白・赤・白の方がどう考えても綺麗だということもあり(笑)、あえて公式でない白・赤・白を使ったわけである。私の著書の『不思議の国ベラルーシ』の表紙も、白・赤を基調としている。


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