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 GLOBE+に、「ロシアが『歓迎』する移民とは? 失業増と移民排斥問題」を寄稿しました。

 近年ロシアの大都市部では、低賃金の単純労働が中央アジアをはじめとする近隣諸国からの労働移民によって担われる傾向が見られます。現地のロシア人は、そうしたキツい低賃金労働を敬遠するので、出稼ぎ労働者がその空白を埋めているわけです。

 そうした中、アレクサンドル・シュストフという経済問題の専門家が先日、「ロシアに必要なのはどのような移民か」という興味深い論考を発表しました。この中でシュストフは、ロシアの雇用環境悪化に伴い、ロシア人の間でも低賃金労働を厭わない人が増えており、外国からの労働移民と競合する場面が出てきたと指摘しています。そして、それが移民に対する排斥的なムードを高めることへの懸念を表明しています。今回のコラムでは、主にシュストフ氏の議論に依拠しながら、ロシアにおける移民の受容について考えてみました。


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