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 身も蓋もない話だが、ロイターのこちらの記事によると、金融アナリストの間では、今般の国民投票の結果プーチンがさらに政権を継続できることになったことは、外国人投資家がロシア国債に投資する上で好条件だという見解が支配的であるという。

 Aberdeen Standard Investmentsのケヴィン・デイリーは、これは両面あるニュースだが、プーチンの下では財政政策は賢明だったことは間違いなく、そのことは評価すべきだと指摘。

 有名な投資家のジム・ロジャースも、「ロシアの債券は高配当であり、私が現在唯一買いたいと思う商品だ」とコメント。

 米国の国際金融研究所のエリナ・ルィバコヴァとベンジャミン・ヒルゲンシトクは、政治の継続性は証券投資家にとって朗報だと指摘。

 PineBridge Investmentsのナターシャ・スミルノヴァは、プーチンの治世が伸びる可能性があることは大きな問題ではない、もしそうなら市場がすでにそれを織り込んでいたはずだ、プーチンの支持率が下がっていることは事実としても取って代わる人物はいないとの認識を示す。

 Sova Capitalのイーゴリ・ブルラコフは、ロシアは中銀の慎重なアプローチのお陰で、新興国の中で実質金利がプラスに保たれている唯一の国だ、投資家にとっては政治の問題は二の次だと述べた。


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