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 目下、2019年のロシアの貿易データを整理しているところであり、その一環としてこんな表を作成した。ロシアの商品輸出・輸入において、「ハイテク製品」がどのくらいの割合を占めているかを見たものである。見づらかったら、拡大して表示を。

 この「ハイテク製品」の輸出入という指標は、しばらく前からロシア統計局が発表するようになった。ただ、途中で定義が修正され、額が大幅に変わったりということもあった。「ハイテク」と言いつつ、機械製品なんかはすべて該当するなど、かなり緩い定義になっているはずである。

 ロシアは、石油・ガスをはじめとする原燃料を輸出し、高度製品を輸入するという、典型的な垂直貿易構造の国である。ゆえに、輸出においてハイテク製品は1割程度を占めるにすぎないが、輸入においては、全体の3分の2がハイテク製品という非対称の構図となっている。

 また、プーチン政権は「非エネルギー・非原料商品」の輸出拡大を目標に掲げており、実際にそれが拡大したなどと喧伝することも多いが、伸びているのは小麦、魚、肥料、鉄鋼といったプリミティブなものが多い。この表を見ても、ハイテク製品の輸出は、顕著に伸びているわけではないことがうかがえる。


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