497

 先日、「ロシア乗用車輸出 ユーラシア向けが大部分だが、統合の効果は?」というエントリーをお届けした。せっかくだから、乗用車(HS8703)だけじゃなく、貨物自動車(HS8704)輸出のグラフも作ることにした。

 貨物自動車の輸出も全体像は乗用車とだいたい似通っており、ユーラシア経済連合域内市場を中心とした輸出となっている。ただ、乗用車と違い、貨物自動車ではベラルーシも一大輸出国なので、両者間の利害はより一層複雑なものとなる。乗用車と異なり、貨物自動車では、ユーラシア経済連合発足後、キルギスやアルメニアへの輸出にも一定の伸びが見られる。乗用車と異なり、貨物自動車では、EUへの輸出実績はほとんどなく、その代り「その他世界」への輸出が少なくない。ただ、その中には一定量、新興国・途上国向けの軍用車両も含まれているはずである。なので、相手国によっては単価が不自然に高いケースが出てくる。たとえば、2019年にザンビア向けの貨物自動車輸出が急増しているが(特に金額面で)、これなどは明らかに軍需であろう。


ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ