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 だいぶ遅くなってしまったが、このほど2019年のウクライナにおける乗用車(新車)販売台数を、ウクルアフトプロムの発表値にもとづいて集計したところ、同年の販売は8万8,437万台となった。これは、前年比8.0%増である。過去数年の推移は、上の図に見るとおりであり、2014年の政変後の経済的苦境、通貨グリブナの下落、輸入中古車の増大などが重なり、新車はかつての販売台数には遠く及ばない状況が続いている。ただ、月別の販売台数を見ると、ゼレンスキー政権成立後は多少マーケットに活気が戻ってきた雰囲気もある。

 2020年の販売については、3月までの数字が出ている。1、2月は好調で、このままなら年間で10万台回復も可能かという期待を抱かせたが、3月にガクンと低下しており、早くもコロナ問題の影響が出始めたものと見られる。


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