
ロシアの「全ロシア世論調査センター」が、ロシア国民のサッカーへの関心度を継続的に調査しており、その結果については当ブログでも過去に取り上げたことがあったと思う。2020年にユーロ(ヨーロッパ選手権)が控えているということで、同センターでは2019年12月に定番のサッカー意識調査を行った。その調査結果が、こちらのページに出ている。
今回の設問はユーロに関するものが多いのだが、ここでは一般的なサッカー関心度のデータを過去に遡って時系列的に見てみよう。いつも申し上げることだが、ロシア国民のサッカー熱は決して高いものではなく、しかも趨勢的に低下している。上のグラフで、2019年6月には関心度が高まっており、これは2018年のワールドカップが大会としてもロシア代表としても成功したことから、サッカーについてのポジティブな意識が国民の間で若干高まったことを示していよう。しかし、その効果は長続きしなかったのか、最新の2019年12月の調査では、関心度がほぼW杯前の水準に戻ってしまっている。
今後のこのデータの動向、2020年ユーロにおけるロシアの戦いぶり、そしてそれがロシア国民のサッカー意識に及ぼす影響を、引き続き注視したい。
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