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 こちらの記事などが伝えているように、プーチン大統領によって首相候補に指名されたM.ミシュースチンは、1月16日に下院で承認投票にかけられ、定数450のところ、賛成383、反対0、棄権41で可決された。棄権したのは共産党だった。プーチン大統領は同日中にミシュースチンを正式に首相に任命した。その他の閣僚の任命は週明け早々になる見通しである。

 上の記事には、上掲のように、ロシア議会における首相承認投票の歴史をまとめた図が掲載されていた。これを見て分かるとおり、黒の反対票が1票もなかったのは、今回の投票が史上初めてであった。1998年頃の混乱期が良かったとは思わないが、プーチン体制の下でロシア政治の多元性がどんどん失われていき、ついには反対ゼロという事態となったわけである。


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