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 当ブログで何度かお伝えしたように、中央アジアのウズベキスタンは従来は経済ブロックには属さずに独自路線を貫いていたが、ミルジヨエフ現大統領に代わってから改革開放路線に転じ、昨年秋にはロシア主導のユーラシア経済連合加盟を検討していることが明るみに出た。

 しかし、こちらなどが伝えるところによれば、昨年の11月頃、米国で米・ウズベキスタン・ビジネスフォーラムが開催され、それに出席したロス米国務長官が、ウズベキスタンのロシア接近を牽制する発言をしたということである。ロス長官は、ウズベキスタンがユーラシア経済連合加盟を目指すと、同国のWTO加盟手続きが複雑化し、ウズベキスタン指導部が設定しているWTO加盟目標期限を超過してしまう恐れがある、ただしそれでも米国は通商と投資を通じてウズベキスタンの成長と開発を図る上で戦略的パートナーに留まることにコミットする、と発言した由である。


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