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 カザフスタンの対中国国境の地点に、「ホルゴス-東の門」という経済特区がある。中国との国境協力を主眼に設けられた特区であり(中国領の側にも対応するホルゴス国境施設があるが)、中国から鉄道で来たコンテナ貨物が1,435mmの標準軌から1,520の広軌の台車に積み替えられる一大拠点ともなっている。

 このほど、A.スマグロフ「国際協力拡大の枠内での『ホルゴス-東の門』特区ドライポートの発展展望」『科学の諸問題』(2016年No.4)という論文を見付けた。こちらのサイトからダウンロードできる。ごく短い論文であり、ホルゴスについての情報は他でも色んな形で得られるとは思うが、こういう風に論文形式になっていると、こちらも自分の論文に引用しやすいというメリットがあり、助かる。

 それで、この論文の中に、カザフ側のホルゴスへの中国による投資に関する情報が出ており、個人的にこの件はこれまで未確認だったので、有益だった。論文によれば、2015年9月、カザフスタンと中国は、ホルゴス経済特区と連雲港市における上海協力機構国際ロジスティックゾーンの諸プロジェクトを共同で発展させるための戦略的協力関係に関する協定を締結した。この協定では、中国がホルゴス特区への資金供給として6億ドルの直接投資を行うことがうたわれていた。この協定は全面的に、中国によって表明されたシルクロード経済ベルトの一環として位置付けられた。ただし、協定は大枠を定めたものであり、現在のところ、それを実行する具体的な措置についての情報は伝えられていない、とされている。


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