Radio Free Europe/Radio Libertyによる上掲の動画が、中央アジア諸国の中国に対する債務の問題を取り上げている。旧社会主義圏の自由化を唱道する同機関なので、「中央アジア諸国にとって、欧米や国際金融機関と異なり、民主化や人権といった条件を付けない中国からの資金調達は手っ取り早い。その代わり中国は中国の設備や労働力の利用といった経済的条件を付けるのだ」といったことを指摘している。国別の債務額などは以下のとおりだという。

  • カザフスタンの中国に対する国家債務は123億ドル。中国はカザフに50以上の工場を建設している。カザフの石油生産の20%は中国系企業によるもの。
  • キルギスの中国諸銀行に対する国家債務は17億ドル。債務の40%以上が中国に対するもの。
  • タジキスタンの中国に対する国家債務は12億ドル。対外債務の48%強が中国に対するもの。金鉱山の80%以上が中国資本参加企業により採掘されている。
  • ウズベキスタンの中国に対する国家債務は78億ドル。
  • トルクメニスタンの詳細は不明だが、大規模なガルクィヌィシ天然ガス鉱床の開発のためにトルクメニスタンが中国から調達した融資は8億ドルに上る。トルクメン産のガスの90%は中国に供給されているが、その価格は世界価格の3分の1となっており、これによってトルクメンは債務を支払っている。

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