上掲のとおり、世界主要国の鉄道貨物輸送量(トン・キロベース)の推移を見せる動画がYouTubeにあった。ロシアのほか、ウクライナ、カザフスタンも出てくるので、とても興味深い。ちなみに、日本は国土の特性上、鉄道による貨物輸送量は決して多くはないということらしく、まったく登場しない。

 1990年代は米国がトップで、ソ連崩壊後の混乱から脱していなかったロシアは3位だった。そこから近年盛り返し、米国・中国とデッドヒートを繰り広げたすえ、最新の2017年ではロシアが世界一になっている。しかし、先日「こんにちはシベリア鉄道」と題するコラムにも書いたとおり、ロシアの貨物輸送は石炭に偏重しており、石炭輸送が国策的に奨励されているからこそそれが不釣り合いに増大してきたというのが真相である。ロシア鉄道にとってはほとんど利益にならないし、もっと言えばグローバルな環境問題に及ぼす弊害も懸念される。ロシア経済が未来志向の発展を遂げつつあって、その結果として自然にロシア鉄道の貨物輸送量も増えているというのならいいのだが、現実はそれとは異なるのだ。


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