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 こちらの記事によれば、ロシア経済がウクライナ危機を背景に変調を来たしたことを受け、ロシア中銀がルーブル・レートの管理を手放しフロート制に移行してから、ちょうど5年が経ったということである。2014年の年初に1ドル=35ルーブル、1ユーロ=48ルーブルだった為替は、一時は1ドル=80ルーブル、1ユーロ=100ルーブルにまで下落した。

 記事によれば、多くの有識者が、フロート制への移行の結果、ルーブル・レートは安定したと評価している。たとえば、ブローカークレジットサービス社のV.チホミロフによれば、フロート制への移行は完全に正しく、現在では為替の安定性が大きく高まり、石油価格の変動に影響されにくくなった。新しい為替レジームへの移行は不安定性が増すリスクもあるものだが、フロート制への移行は実際に金融システムの安定性強化に繋がった。中銀は2006年10月からフロート制を検討していたことを考えれば、2014年の移行は遅きに失したことは事実であり、国家指導部がもっと早くそれを実施する意思を示さなかったことは悔やまれると、チホミロフは述べた。また、ロシア直接投資基金のD.ポレヴォイも、遅くても実施するに越したことはなく、当時の状況を考えれば、特にそうである、世界の他の資源輸出国は違う道を歩んでいるので、ロシアはこの面では進歩的な国の一つと思われる、などとコメントした。


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