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 機体そのものに問題があったわけではなかったが、今年モスクワで起きた重大事故により、ますますイメージが悪くなってしまったロシア国産機「スホーイ・スーパージェット(SSJ)」。こちらの記事によると、外国のエアラインとして唯一SSJの運用を続けていたメキシコのインタージェット航空が、このほど保有していたSSJの売却を決めたということである。これで、SSJは完全にロシア国内でのみ使われる旅客機ということになってしまう。

 記事によると、インタージェットではSSJを22機保有していたが、実際に定期運航していたのは6機にすぎず、残りは半年以上、駐機場に停めてある状態だった。インタージェットは、ロシア・アエロフロートの49機に次いで、SSJを多く保有している会社だった。インタージェットは保有する22機すべてを売りに出し、買い手を探すことになるが、すでに1機を解体して復元は不能なので、実際に売るのは21機という説もある(その他にも諸説)。インタージェットでは最近のペソ安により燃料が高騰して財務状態が悪化し、保有機の売却を決めたという。


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