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 しばらく前に手にしながら、読む余裕がなかった本。末廣昭・田島俊雄・丸川知雄(編)『中国・新興国ネクサス: 新たな世界経済循環』(2018年、東京大学出版会)を、このほど改めて紐解いてみた。

 個人的に「ネクサス」という言葉に馴染みがなく、どうしてもタブレット・スマホのブランドを想像してしまうのだが、関係性を意味する単語ということであり、つまりこの本は中国と新興国との経済関係のありようを分析した論集ということになる。

 紹介文には、「経済大国となった中国は、いまだ過小評価されている。いまや中国は周辺の途上国を巻き込み、中国と新興国という新たな世界経済の構造が姿を見せつつある。変わりゆく中国の立ち位置から、ASEANとの関係、各産業における輸入・輸出の新展開を論じる」とある。

 今回は、とりあえず目次だけ掲載しておく。

序章 世界経済の構造変化と中国・新興国ネクサス(丸川知雄)
第I部 変わりゆく中国の立ち位置
第1章 中国・新興国ネクサスと「一帯一路」構想(伊藤亜聖)
第2章 中国との貿易が新興国経済に与えるインパクト(丸川知雄)
第II部 中国とASEANの水平・垂直関係
第3章 東南アジアに南進する中国(末廣昭)
第4章 深化・分化する中国・ASEAN貿易(宮島良明・大泉啓一郎)
第III部 「世界の工場」中国がもたらす対外衝動
第5章 中国の食生活の向上と新興国への影響(李海訓)
第6章 中国の石炭輸入転換による国際市場秩序と新興国へのインパクト(堀井伸浩)
第7章 中国の鉄鋼超大国化と輸出競争力の源泉(丸川知雄)
第8章 中国セメント産業の発展と技術選択・産業組織(田島俊雄)
第9章 雑貨と携帯電話における新興国市場の開拓と専業市場(丁可・日置史郎)
終章 米中拮抗の時代へ(丸川知雄)


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