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 こちらのサイトに見るとおり、ロシア政府は2019年8月14日付の政府指令で、「2025年までのサービス輸出発展戦略」を採択した。

 個人的に、本件は注目している政策領域であり、しばらく前に「ロシアのサービス輸出拡大目標」というレポートを執筆したことがある。そこでは、ロシアが2024年までにサービス輸出を1,000億ドルにまで拡大するという目標を設定していることを指摘し、サービスの種類ごとの目標なども整理したが、今回採択されたサービス輸出発展戦略は、それをさらに膨らめたものになっている。

 今回のサービス輸出発展戦略の付属文書では、サービス輸出拡大の青写真が、楽観シナリオ、基礎シナリオ、悲観シナリオという3つのシナリオに沿って示されている。そのうち、ベースとなる基礎シナリオの数値目標を、上掲のとおり抜き出してみた。これまでは2024年までの目標がうたわれていたのに対し、今回の戦略は2025年までなので、当然、数字が1年伸びた形となっている。また、サービスの種類の分類が、以前掲げられていた目標よりも、より細かくなった。


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