1532931569

 ロシアで、闇流通タバコがはびこっているという問題については以前も紹介したことがあるが、こちらの記事によると、問題はその後、さらに悪化しているようである。一連の外資系タバコ会社の発注を受け、このほどNielsenが取りまとめたレポートにより、明らかになった。

 これによると、2018年第3四半期の時点で、ロシアのタバコ販売に占める闇流通品(非合法にロシアに持ち込まれた製品、模造品、免税店用製品の横流し)の比率は、8.4%に達している。前年同期は4.5%であり、この比率は趨勢的に拡大している。最も多いのはベラルーシからの非合法な持ち込みで、全体の36.7%に及んでいる。アルメニアからの持ち込みが5.4%、キルギスからの持ち込みが5.3%、カザフスタンからの持ち込みが3.0%、模造品が6.6%、などとなっている。ロシアの都市の中で闇流通品の比率が大きいのは、ロストフナドヌーの32.2%、タガンログの30.7%、ミネラリヌィエヴォディの28.3%、ノヴォクズネツクの21.5%、ペンザの15.7%、オムスクの15.1%、等々である。モスクワでは4.1%、サンクトペテルブルグでは3.1%だった。


ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ