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 ロシアの自動車情報機関「Avtostat」のこちらのサイトに、2018年1~8月のロシアの乗用車輸出相手国を図示した上掲のような図が掲載されていたので、ちょっとこれを拝見してみよう。ただし、このデータには重大な欠落がある。ロシアの乗用車輸出は、そもそもそれほど大規模ではないが、その大部分が、ユーラシア経済連合のパートナーであるカザフスタンおよびベラルーシ向けである。ところが、Avtostatの当該データは、「ユーラシア経済連合諸国向けを除く」となっており、残りの小口の輸出相手国を見たものにすぎないのだ。ユーラシア向けも数字の把握自体は技術的に可能と思われるのに、何ゆえにこのような仕様になっているのか、理解に苦しむ。

 ともあれ、ユーラシア経済連合諸国を除くと、2018年1~8月の輸出台数は18,223台だった。輸出相手国ベスト10は、チェコ、ウクライナ、ラトビア、アゼルバイジャン、ウズベキスタン、イラク、スロバキア、レバノン、ハンガリー、セルビアとなっていて、ほぼ旧ソ連・東欧諸国で占められる。モデルはだいぶ限られているようで、ベスト5は、LADA 4×4、Skoda Octavia、LADA Vesta、VW Polo、 KIA Rioとなっている。私の知る限り、ウクライナでは数年前からLADAは締め出されているので、ウクライナ向けに輸出されているのはおそらくSkoda車だろう。

 なお、私が別の情報源で調べたところ、ユーラシア経済連合域内を含むと、2018年1~8月のロシアの乗用車輸出台数は、57,200台だった。ということは、乗用車輸出の68%ほどが、ユーラシアのパートナー諸国向けということになる。


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